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zoom RSS 天使も踏むを恐れるところ

<<   作成日時 : 2010/08/27 02:35   >>

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お莫迦なオイラはズカズカ侵入。

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話はケララ、コーチンに飛ぶ。9月6日、コーチン郊外のアンバラーメードゥにある化学工場内の使われなくなった倉庫で、Angel John (Malayalam - 2009) Dir. S L Puram Jayasurya のクライマックスのアクションシーンが撮影されていた。そのロケ現場で主演(助演?)のすっぱるすたー・モーハンラール氏へのお目通りが叶ったのだった。

暑苦しい個人的な感激については別んとこで書いたので、ここでは切れ切れではあってもそれなりに情報として価値があると思われることを箇条書きで。

■監督をやれと言われたら断るよ。俳優と監督は全く別の芸術的職能だからね。
Vaanaprastham - The Last Dance (Malayalam - 1999) Dir. Shaji N Karun の時は40日間ぐらいカタカリの特訓を受けたんだよ。
■シャージNカルン監督とは次回作でも一緒に仕事をする事になっている。フランス資本の作品になるだろう。
■(通常の王道的娯楽映画以外の出演について問われて)自分が出演することによって才能ある若手が注目を浴びることができればいいと思うんだよ。実際に(自分が出演した短編作品である)Reflections (2006) Dir. Bijoy Nambiar の監督はその後ハリウッドで撮影するチャンスを与えられたんだ。
■ケララの観客は人気俳優が政治家に転身するのを認めない。ケララでだけは映画は政治に直結しないんだ。
■ヒンディー映画は国際的なマーケットを持っている。タミル映画もそれに続いているし、新しいアイデアを持った監督達が台頭してきている。たとえばシャシクマールなどだ。テルグ映画も規模が大きいし、観客の映画に対する愛と尊敬が際立っている。それに対してマラヤーラム映画のマーケットは限られている。在外コミュニティは湾岸諸国に多いが、それにしても小さなものだ。
■しかしマラヤーラム映画界にも過去に素晴らしい監督達がいたのだ。パドマラージャンアラヴィンダンバーラタンなどだ。
■(上記監督の作品に関して)Thoovanathumbikal (Malayalam - 1987) は見た?男女の関係を(通常の恋愛映画の慣用句を越えたところで)掘り下げた作品だ。 Namukku Parkkan Munthirithoppukal (Malayalam - 1986) Dir. P Padmarajan は?それから Desatanakkili Karayarilla (Malayalam - 1986) Dir. P Padmarajan、これは今から約25年も前にレズビアニスムを描いた作品なんだ。ディスクで是非見て欲しい。Kireedam (Malayalam - 1989) Dir. Sibi Malayil も名作だ。
■映画の隆盛にはサイクルというものがあるのかもしれない。80,90年代に優れた監督・上質な脚本に恵まれた自分やマンムーティは幸せだった。監督を信じていれば良かったのだから。現代の若い俳優達は、自分から良い監督・脚本を探しに行かなければならないだろう。そしてより良い作品にするために議論する必要も出てくるだろう。そういう意味でのプロフェッショナリズムが求められているのだ。
■確かにマラヤーラム映画は一般的に低予算で作られる。だけど Aakasha Gopuram (Malayalam - 2008) Dir. K P Kumaran は相当な予算をかけたものだったんだよ。
■今(2009年9月)これからケララで映画を見ていくなら、Bhramaram (Malayalam - 2009) Dir. Blessy を是非。美しい作品なんだ。
Kalapani (Malayalam/Tamil/Hindi - 1996) Dir. Priyadarshan は見た?あの映画には本当に多国籍な俳優が結集したんだ。あの映画でもわかるようにバリアなどというものは存在しない。あるのは言葉の問題だけ。 日本語だってこれから勉強する。Nair-san も遠からず撮影を再開することになるだろう。モデルになったナイルさんは、トリヴァンドラムの我が家にやってきたこともあるんだよ。

などということを、自分からガンガン話したすっぱるすたー氏は、夕方からは同じ映画の撮影でポンディシェリーに向かうとのことだった。色々と示唆に富む情報を与えてくれた氏に改めて感謝。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
いや、かなり素敵ですね〜、すっぱるすたー氏!
花隈會舘
2010/08/27 21:03
花隈會舘さんの情報のおかげで、上にも紹介したラルさん自画自賛映画のうちの一本を鑑賞できたのでした。改めて御礼申し上げます。
Periplo
2010/08/27 21:15

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