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zoom RSS インドラキーラードリのシャクティ

<<   作成日時 : 2010/08/24 21:00   >>

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天の橋立ではない。ヴィジャヤワーダ最大のランドマーク、プラカーシャム堰(Prakasham barrage)。クリシュナー川に架かる全長1200メートル余りの石造堰で、原型は1855年に完成したが、現在のものは1957年に作り直された。豊かなこの地方の盛んな農業を支える巨大灌漑施設であると同時に、人・車のための橋としての機能ももっており、渡った先はグントゥール郡となる。

9月3日、YSRの死亡確認のニュースを見た後、あまり考えもせずに表に出て、何とか捕まえたオートで、街一番の名刹カナカ・ドゥルガー寺院へ。プラカーシャム堰を見下ろす小高い丘インドラキーラードリの上にある寺院。巨大ゴープラムなどはないが、その名にふさわしい金色のドームを戴く本殿が眩い。その昔、キールドゥという名前のヤクシャがドゥルガー女神への奉納として苦行を行い、その褒賞で女神の坐所としての丘に変ずることになった、というのが名前の由来。

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クリシュナー川の縁のガートから階段・坂道を登って堂門に。途中にはお約束のお菰さん、それに神様メイク&衣装で参拝客から小銭をねだる子供らが。並んで座ってるお菰さんの一人に寸志をさし上げると、それまで哀調を帯びた声で訴えかけていたのが、コインをひったくってプイッとそっぽを向いた。軽いショックだが、カルカッタの糞坊主に対してのようには腹は立たない。立場が逆転したら自分でも同じことをするかもしれない、そしてそれは正当なことなのだ、という不思議な感覚。

本堂の周りに幾重にも張り巡らされた回廊をたどってダルシャンの場へ。途中有料コースと無料コースに分かれていて、とりあえず無料のほうに。あまり人も多くなく順番はすぐに回ってきた。ご対面の場で係りの坊さんが「お前のゴートラを述べるべし」と仰るのだ、「はあ?ゴートラってあんた…」と固まってたら、しょうがねえなあという感じでシカラ型の宝冠(あれ、なんて名前なんだろ?)で頭頂をパコーンと。これにてお参り終了。

作法に則り回廊の隅でしばし座して時を過ごす。少し離れたところで同じように座っている夫婦と幼児の一家は3人そろって剃髪している。そのせいなのかどうなのか、遠い田舎からやって来た人々のように見えた。ぼんやりと眺めていると、父親に促されて4,5歳の息子が何やら帳面を持ってこちらにやって来る。キョトンとしたが、要するに何か書いて欲しいと目で訴えているのだ(3人のうちの1人として口を開かなかった)。意味が分からずとりあえず自分の名前をローマ字で書いて渡したら、満足したようだった。生まれて初めてだな、いきなりサイン求められたのは。つまり稀なる人・目出度いものと思われたのだろうか。光栄だったので、後から何かもっと気の利いた文言を書けばよかったと後悔したのだった。これも女神の導きか、何とも不思議な魂の結縁。

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参拝を終え、門前の食堂で簡素な昼食をとり、プラカーシャム堰の上をウロウロしたら、もう観光は終わってしまった。まあその、とても地味な街なのだ、ヴィジャヤワーダは。映画にもよく出てくるけど、大抵が通過地点でしかなく、インドラキーラードリと似た椀を伏せたような丘(市内に幾つかある)の上から白茶けた街を見下ろすようなシーンぐらいしかないもんね。なあ〜んて思ってたら、つい最近、コッテコテのヴィジャヤワーダ映画に遭遇してしまった。その名も Krishna - The Power of Indrakeeladri (Telugu - 2008) Dir. V V Vinayak だ!タイトルのクリシュナは主人公の名前だが、もちろんクリシュナー川を示唆するものでもある。ストーリーはいたって簡単で、ヴィジャヤワーダのチンピラがハイダラーバードのマフィアをコテンパンにやっつける、というだけだが面白い。カナカ・ドゥルガー寺院、プラカーシャム堰etc.のご当地ロケも潤沢。特にお寺さんの敷地内での歌ったり踊ったりの大騒ぎには驚いたね。ラストには丘の麓でVVVスペシャルの大型車爆破・垂直50m飛ばしの大盤振る舞い。楽しいよ。

ロケ地マニアがいよいよ嵩じて、映画見る前にロケ地めぐりすることになっちまったかと感慨もひとしおだ。


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