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zoom RSS 勝ちて帰れ、ヴィジャヤワーダ

<<   作成日時 : 2010/08/18 23:48   >>

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今日の名前ヴィジャヤワーダは勝利の街という意味だが、英領時代は Bezawada と呼ばれていた。もっと古くにはオリヤー語の名前を持っていたという。

Kings Choda Gangadeva and Ananga Bhimadeva of the Eastern Ganga Dynasty in the 12th century, whose capital was in modern Bhubaneswar and who built the Lingaraj temple, had re-annexed a considerable part of the modern Andhra region and marched up to Godavari but could not cross the wide river. He established a town 'Vijaya Bahuda'(Oriya) which means 'return after winning' which became known as Vijayawada.(ウィキペディア Vijayawada より)

ギョロ目のベンガルオヤジ3人は、見かけほど難しい奴らでもなく、適当に話しかけられ、適当に放って置かれ、時に餌を与えられたりもして、まあ悪くない同乗者だった。特にコインバトールのカンファレンスに行くのだということで最後まで一緒に乗り合わせた紳士からは、ベンガルお国自慢(これは貴重な情報なのである)をたっぷり聞かされて勉強になった。朝ごはんを終えたあたりでゴーダーヴァリの渡河。ラージャマンドリーのあの橋を渡るとワクワク気分が抑えきれず。朝10時15分にヴィジャヤワーダ着。

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PhotobucketMagadheera

ネットで予約できるという条件で選んだMGロード沿いのホテルは、結果的には街で一・二という位置づけで、設備も豪華(しかしサービスの方はそれに若干追いついていない面あり)。なのに予算的にはオイラの通常のレベルに若干追加、という程度のもの。つまりそのくらい物価の安い田舎町ということなんだわな。

まだ右も左もわかんないので昼御飯はホテルのレストランで。さっそくアーンドラ風ナスカレーを注文したのだが、ウェイターの兄ちゃん曰く、これは凄く辛いので君には無理だろう、こっちにしなさい、とありきたりなサーグ・パニール・カレーに。あー、ついつい負けてしまった。もっとしっかりせんと。

滞在は実質三日、焦る必要もないので例によって地図を買いに行こうと思った。書店とビデオ屋の住所だけは予め調べてある。あとはそこに行くまでの道筋を尋ねるだけ。いいか、ヴィジャヤワーダというのは極めてシンプルに出来ているのだ、ノープロブレムだ、と言ってフロントのオッちゃんが書いてくれた地図はこんなんだった。って、オッちゃんの頭ん中ではこのくらいシンプルに整理されてるんだろうけど、お上りにゃあこれじゃ分らんよ!

まあとりあえず歩いてみよう、と外に出る。カルカッタではお目にかからなかった極彩色の映画ポスター(しかも知ってる顔ばっか)には心が和む。しかしなんだ、この街は道といい、橋といい、色んなパーツが妙にデカい。だけど本質的には田舎町、なので無闇に隙間が多くてスカスカ感がある。メインストリートのMGロードにしてからが、片側3車線の堂々たる大路なのに、商業施設はまばらだし、高層建築もほとんどないし、道に建物が追いついてなくてえらくチグハグ。スケール感が若干おかしくなり、歩いても歩いても一向に前進しないような感覚に襲われる。AP州第三の都市という触れ込みだが、公共交通機関はバスだけ。BRTS整備計画があるという。確かにそれで充分だわな。

なんとかミュージック・ワールドにたどり着き、ショッピング。以前にハイダラーバードで入ったローカル系ディスク店と違って、ここはスッキリと整理された全国チェーン店仕様のディスプレイで、眩暈がするようなあの雰囲気はなし。お洒落なカフェも併設したこの店、しかし他に客の姿はなかった。で、例によって店員さんにぴったり張り付かれる。その店員さんてのがサリー姿の若い女性でちょっと珍しいことだと思った。しかしこのお姉さん、それほどボキャブラリーは豊富ではないようで、何をするかというと棚に並んだディスクを一枚一枚取って手渡してくれるというだけで、贅沢で嬉しいやら気疲れするやら。渡してくれるときにこれは「いい映画だ」とコメントがつくのは大体マイルドなロマンス映画。こっちの嗜好は若干違うところにあるのだが、お姉さまに逆らうのもなんなので、ここは負けて、ナグ様だのゴーピチャンドだののこれまで知らなかった作品を入手することに。

雰囲気的には郊外といっていいくらいのところまで歩いて、大学のそばにある書店に。しかし無情にも店にはシャッターが下りていた、がーん。随分歩いたけど他に書店らしきものは見かけなかったし、何しろ茫漠と広いこの街、あてずっぽうで捜し回るわけにも行かない。目を白黒してるところに大粒の雨まで降ってきて、泣き面に蜂。慌ててそばにあった鄙びたサリー店の軒先に避難。店の人が中で小止みになるのを待つべしと言って、冷房の効いた店内に入れてくれた。あれこれと質問するでもなく、品物を勧めるでもなく、ただ椅子を供して放っておいてくれたのには、何か奥ゆかしさが感じられたな。雨宿りの後、一旦ホテルに退却。

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夕方になって、一番の繁華街であるというベサント・ストリートへ。メインストリートではあっても店舗などはあまりないMGロードに対してこちらはショッピング街。とはいってもデパートや大型アパレル店などといったものは一切ない、伝統的な小商いの店が軒を連ねる数百メートルの通り。いかにも田舎の駅前商店街(駅はないけど)の風情。ここでも書店、というか地図が買える店を尋ねては歩くのだが、あそこにあるかも、と言われた場所に行っても全くそれらしいものは見当たらず、というのを何回か繰り返す。途中入った安食堂は最悪の外れ。やっとのことで、学童用の文房具を扱う小さな店でヴィジャヤワーダ地図を見つける。安堵して買って帰ったものの、中身をよくよく見て見ると、「ヴィジャヤワーダのハウラー橋」であるプラカーシャム・バラージですらが表示されていない粗悪品であることが判明。

結局、ヴィジャヤワーダでもロンリープラネットに掲載のひどく大雑把な地図に頼るしかないという事がハッキリしたのだった。ま、負けたわ。

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街中を横切る緑の運河は確かに爽やかだけど、これをもって「東洋のベニス」を名乗るはさすがにずうずうしいのではないか。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
旅行記再開、わくわくですぅ。(遅ればせながら、汗)
ハウラー橋見たんですねぇ。
おぉ!列車はラジャムンドリー経由ゴーダーヴァリ渡河ですか。いいないいな。
ゴーダーヴァリクルーズ、やっぱやってみたいですね!
あぁ、またインドに行きたい。
Piyo
2010/08/19 16:11
Piyoさん、

遅ればせながら再開いたしました(汗)。一周年になってしまわないうちに何とかしたいと思いまして。どうぞお付き合い下さい。

>ゴーダーヴァリクルーズ、やっぱやってみたいですね!
>あぁ、またインドに行きたい。

行きませう!体内アーンドラ分が枯渇して禁断症状が出てます〜〜。
Periplo
2010/08/19 18:24

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